「うちの子に家庭学習させたいザマスッ!」という親御さん向けに、家庭学習の方法についてご紹介です。
この記事の内容としましては、
- 教材を選ぼう
- 子供に家庭学習させるコツ
という2つでおおくりしたいと思います。
適切な教材を選んで、あとはこう、、、気合でだましだましやらせるのがおすすめです(笑)
まずは家庭学習用の教材を用意しよう
学校のドリルとかでもいいんですが、学校のやつはすでにカリキュラムっぽいものがあることが多いので、なんかしら教材を1冊用意するのがおすすめです。
いろいろ教材はありますが、授業で学べるスタディサプリが1番勉強しやすいと思います。
小学生の家庭学習は習慣にできたら勝ち
家での勉強、自宅学習にはそれなりにテクニックっぽいものやらはあるんですが、結局は継続できれば基本的にそれが勝ちパターンです。
というのも、小学生の勉強で必要なのは正しい勉強方法よりも継続してコツコツ続けることだからですねー。
継続さえできれば学力は後からついてきます
中学以降はまた違うんですが、小学生の勉強は基本的に親が子供をなんとかやる気にさせて習慣にできちゃえば学力は勝手に伸びますよー!
小学生の家庭学習の方法とコツ
結論から書いてしまうと、『できるだけ小さく、無理をしないで勉強を継続しよう』ということになります。
【1】まずは宿題をしっかりとこなしてもらう
小学生の場合は、宿題をやるだけでかなり成績が良くなります。
わりと皮肉ではあるんですが、熱心に塾に行かせていても学校の勉強をおろそかにしていると、塾に行ってない子よりも成績やら学力が低いのはアルアルです。
小学校の勉強で必要なのは塾とかじゃなくて、実はごく普通に学校の勉強を当たり前にこなせることだったりします。
学校の宿題が終わってから、家庭学習って感じのがいいです!
【2】1日15分から毎日少しずつやる
家庭学習を子供にさせる際には、できるだけ小さく始めましょう。
いきなり大きい変化を子供に要求すると、家庭学習は続きません。
最初の段階で、子供に「勉強しろ!勉強しろ!」と言い続け強制すると、子供は勉強=嫌なものと認識するようになっていまいます。
最初はとにかく小さく、1日15分からで良いので始めるのが良いです。
その際のコツとしては、『晩御飯の前に15分』などと、時間と場所を決めることが有効な手段になります。
「人間は習慣によって作られる」なんて言葉もあるように、人は習慣化できた物事に対しては自然と無意識的に行動ができるようになるからです。
習慣化できた物事をやっていると、『フロー状態』(集中力が極限まで高まる状態)に入りやすいというのも、時間と場所を決めるメリットですね。
ちなみに、習慣化のカギは、一定感を持たせることです。
毎日同じリズムを刻むことが重要なので、1日5分でもいいので、継続できる仕組みをつくのがベストになります。
具体的な例:晩御飯の前にリビングで15分
今の小学生はかなり忙しい子が多いので、決まった時間に勉強ができないという家庭も多いと思います。
その際に活用できるのが、晩御飯の前の15分に勉強する方法です。
晩御飯前であれば、ちょうどよくて、勉強が終わったら晩御飯というように流れを習慣化することで、自然に勉強ができるようになります。
晩御飯は誰しも毎日食べるので、習慣化という観点からも非常に良いです。
また、空腹時には記憶力が高まるといった研究結果もでています。
心理学的にも、締め切り効果(この時間までやれば!!!終わる!!!)が働くため、集中力も上がりますね。
このように、小学生の家庭学習は晩御飯前に15分だけと時間的制約を決めてやると良いかもしれません。
東大生も子供のころにリビングで勉強してる子が多かったとかウンタラ
習慣化には例外ルールを決めるのも大事
- だるい日
- 疲れてる日
- お腹がへりすぎて勉強どころじゃない日
なんていう普段と違う状況は絶対にやってきますので、その際にルールをあらかじめ決めておくのが、家庭学習をやめてしまわないために必要です。
例えば、超だるい日は5分だけ~とかですね。
継続することのほうが家庭学習では重要です。
【3】子供が楽しめるような工夫をこらす
小学生の勉強で重要なのは結果うんぬんよりも、いかに楽しく(達成感を本人が持ちつつ)継続できるかというところにかかってます。
ぼくは度々、勉強はできなかった問題をできるようにするのが大事だ。できなかった問題を放置してるなら、それは勉強じゃないぞーーー。てきなことを言ってます。
でも、小学校の勉強は違います。
小学生はまだ精神的に幼いので、現実的な良し悪しの判断よりも、楽しいかどうか、という短期的な目線でしか物事を見ることができません。
小学生に向かって、「いいか?勉強ができたら将来の就職で有利で高学歴は日本では善とされているんだ。」なんて言われても意味不明でキレられます。
そういった現実的な側面ではなくて、いかに楽しんで継続できるかを工夫してあげましょう。
楽しむ工夫【1】親が丸付けをしない
これはぼく個人の経験なんですが、昔小学3~4年生くらいの頃に算数のドリルを父親にやらされたことがありました。
問題を解いておいて、父親が丸付けをしてそれが翌日くらいに戻ってくるというシステムでした。
当時のぼくからすると、間違ってチェックマークのものが帰ってくるとすごいブルーな気持ちになりました。
8割くらい正解していても、残り2割が間違ってると「あー、、、できなかった。ガビーン・・・」みたいな気分になって萎えるという(笑)
小学校教育なんかでは、
- 問題に正解すること=善
- 問題で間違うこと=悪
といった洗脳がされているため、1つでも間違っているところを指摘されると子供はモチベーションが下がってしまうんですよね。
ぼくがおすすめしてるのは、子供自身に丸付けをさせることです。
そして、間違うことは良いことだ、間違うから正解できるんだ~てきなことを教えてあげることじゃないかなと思います。
間違えたものは自分でなおせばいいという心構えを教えてあげるのが大事です。
逆に勉強を子供に教える際にダメなのは、合ってるのが良くて、間違ってるのがダメというすりこみですね。
勉強はそもそも間違うもんです。
楽しむ工夫【2】答えを没収しない
よく子供に勉強させる際に、答えを没収する親がいますが、逆効果です。
禁止することで逆にやりたくなるのが心理学的にも分かってます。
これをカリギュラ効果なんて言って、「絶対にこっち向いちゃだめ!」と言われたら見たくなるのと同じです。
あとは自由を妨害されると反抗したくなる心理的リアクタンスなんてのも人間の心理にはあるらしくて、基本的に何かを強制すると反発されます。
で、勉強というのは、答えがあってるかどうかが重要ではありません。
解き方、プロセス、覚えること、といったものを記憶に定着させることが重要です。
「答えが見たいなら見ればいいよ!」というスタンスで勉強させてあげるのが重要になります。
楽しむ工夫【3】勉強をした行動を褒めてあげる
『勉強を毎日する』というのは言うのはかんたんですが、実際に毎日やるとなると大人であろうがなかなか大変なことです。(むしろクソ難しいw)
これは子供でも同様で、勉強ができた行動自体を褒めてあげることが重要になります。
有名な心理学者のアドラーも結果ではなくて、過程を褒めてあげよう~!なんて言ってますね。
これを勇気付けと言いますが、勇気づけには理由があります。
まず、勉強の結果の良し悪しで判断すると、子供は
- 勉強できることが正義
- 勉強できないのは悪
というふうに考えるようになります。
そうなってしまうと、いわゆるセコい方向に努力をし始めてしまいがちです。
毎日勉強をしてるふうで実際はただ答え見て丸付けて終わり、、、みたいな。
勉強の結果がどうだったかよりも、毎日継続している姿勢、いわゆる努力の過程を褒めてあげることで、より真っ当な方向に子供は進めます。
結局、すべてのでかい結果というのは毎日の地味な努力から成って特別な方法はない。だから、毎日継続できることはすごいこと!といったことを伝えてあげれるのが大事です。
他にも、結果ではなくて行動を褒めたほうがモチベーションが高まって継続できるなんて研究結果も多いですね。
子供に家庭学習をさせる方法まとめ
いかに毎日地道に継続するか、そのためには親御さんはどういったことをしてあげればいいのか~という記事でした。
特に大事なことは2つだけです。
①小さくて良いから継続すること
継続をしていると、フロー状態に入りやすくなってきます。
最初は集中できずに苦しんでいても、徐々に慣れてくることによって密度が圧倒的に高まります。
②結果よりも過程を重視すること
問題が解けたか解けなかったか、といった結果ではなくて、毎日地道にやれることを評価してあげましょう。
ちなみに、子供は親をよく見ていて、真似ます。
親が地道に継続することを善としていれば子供も同様に思考や行いを真似ます。
逆もまた同じです。
なので、この記事を読んだ親御さんは毎日継続することが素晴らしいことだということを子供に自然と伝えられるような行動ができるといいですね。
行動は思考から作られます。