「スタディサプリに英検対策講座ってあるの?」
「具体的にどんな感じの内容なの?英検対策を使うメリットは?」
といった疑問にお答えします!
結論からさっさとお伝えしますと、
- 2級・準2級・3級の3つの講座あり
- 内容はかなり実践的な過去問ベース
- 何を勉強すればいいのかわかる
- どう解いていけばいいかわかる
以上4つが英検対策講座の特徴でございます。
この記事では、実際に英検対策を使って見たぼくが、より具体的に解説いたします!
スタディサプリの英検対策講座は3つ
記事冒頭でもお伝えした通り、
- 3級
- 凖2級
- 2級
といった3つが対策講座として用意されております。
英検で出題される全てのセクションについて、授業があって、授業に対応するテキストの問題が網羅されております。
- 英文法(4択選択、並び替えなど)
- 長文(選択問題など)
- ライティング
- リスニング
補足:英検の4級・5級はないのか?
残念ながら4級〜5級はスタディサプリでは対策講座がありません。
ただ、4〜5級に関してはかなり英語の基礎的な内容ですので、
- スタディサプリ中1~2の基礎レベル
- 実力がある場合は応用レベル
以上の2つの講座で代用できます。(特に対策は不要)
スタディサプリ中学講座の英語の内容に関しては、以下の記事で詳しく書いております。
スタディサプリ英検講座の内容
3級、凖2級、2級の順番で解説です!
どのレベルの講座も、問題に対しての回答がしっかりと授業で解説されていることはもちろん、「何を勉強すべきか?」という部分まで授業で学べます。
実際に講師の方が解いている姿などを見れるのも、映像授業で学ぶメリットですね。
英語の理屈の部分から解説してくれてるので、紙の本よりも理解がしやすいです。
- 3級
- 準2級
- 2級
といった順番で解説させていただきますので、お目当てのところだけ読んでいただけると!よいかと!
英検3級の講座内容・レベル
英検3級講座に関しては以下の4つで構成されております。
- 英文法(語彙問題も含む)
- 読解
- ライティング
- リスニング
以下で詳しく解説です。
①英文法(語彙も)
2つ講座が用意されております。
- 4択問題の解き方
- 定番の語彙(慣用表現)のおさらい
それなりに英文法の理解ができている状態が必須だなと、実際に授業を見て、ぼくは思いました。
英文法の理屈の理解に関しては、中学講座の中2〜中3の基礎講座で復習が必要になるかもしれません。
授業全体を見た感想は、とにかく丁寧で、
「なんでそうなるのか?」
「なんでこれがだめなのか?」
「なんでこれが答えなのか?」
といったことまで分かりますので、本当に実力がつくなー、といった感じでございます。
英検3級の英文法〜語彙問題の対策は、この講座を使って実際の問題の感覚をつかんでから、スタディサプリ中学講座で苦手を克服していくとバッチリです。
②読解
英検3級の読解は、2つ講座が用意されております。
- 短文〜やや長文までの解き方がわかる
- 英文の読み方が1文1文丁寧に読めるようになる
英文を読む際の設問を解く際のテクニック的な方法、定番の解き方を学ぶことができます。
ただ、定番の解き方も重要ではあるのですが、何よりこの英検3級講座の長文対策を使うメリットは、
英文を正しく読む力がつくこと
です。(だとぼくは思いました)
「これが主語で〜これが動詞で〜、ここがここにかかって〜」といったように、実際に読んでいく際の感覚のようなものが学べます。
こういった英文を読む感覚(英文解釈と言います)のようなものは、参考書や問題集だと学べないところです。
ちなみに、中学生の場合、英検3級の講座がスラスラ理解できていけたら高校受験の英語が余裕になるかと思われます。
大学受験英語の基礎になって、基礎力はかなり役立つはずです。
③ライティング
英検3級のライティング(英作文)は、講座が1つです。
- 英作文の定番の書き方
- 英作文で便利な表現や慣用句
- 英文法の基礎〜応用
英検3級のライティング講座は1つだけで少ないのですが、英検3級の設問をベースに解説されているため、「こんな感じで書けばいいのか」ということが分かります。
ただがむしゃらに英文を適当に書いていてもライティングは上達しないので、この講座で基礎となる部分を真似るといいかと思いますね!
④リスニング
英検3級の講座は以下3つほど!
- リスニング問題の大まかな解き方
- 音と文字のギャップ
練習問題を通しながら、「定番の接続詞や前置詞はこんな感じで省略されちゃうよー」といったリスニングの基礎の部分が学べる講座です。
リスニング力をつける問題をたくさん通してつけるというよりかは、リスニングの理屈を学べるような講座になっております。
「andは、アンって聞こえるよー」などの解説が、問題を通して学べるイメージです。
ただがむしゃらになんとなーくリスニングの練習をしても、英語はなかなか聞こえるようにならないので、この講座で理屈を学んでから練習すると効率良く勉強できますね。
英検3級総括
- 理屈や解き方の部分を英検3級講座で学ぶ
- 足りない部分を基礎講座で補う
といった2つの手順で英検3級の対策はバッチリです!
英検凖2級の講座内容・レベル
英検準2級講座に関しても、英検3級講座同様に以下の4つで構成されております。
- 英文法(語彙問題も含む)
- 読解
- ライティング
- リスニング
以下で詳しく解説です。
①英文法・語彙
2つ講座が用意されております。
- 英文法の4択問題の解き方
- 熟語・慣用表現
4択問題の英文法問題に関しては、高校英語の英文法をガッツリ活用して解説されています。
関係代名詞の非制限用法や、品詞を使って問題を解いていくので、英文法の曖昧な理解だとついていけないです。
ただ、その場合は高校講座の英文法で代用すればOKです。
語彙語法系の、
- 慣用表現
- 熟語
といった語彙系に関しては、前置詞の説明(←ダイジ)などがかなり丁寧にされているので、学びが深い講座ダナーと思いました。
不明点は高1~高2のスタンダード英文法あたりで復習すると良いですね!
②長文
2つです。
- 英検準2級の長文の問題の解き方
- 定番の問題(指示語や接続表現など)
長文の実力をつけるためにも使えますが、英検準2級でよく出てくる問題形式への慣れとして使える講座です。
- 前後の文脈からの空所補充(語彙問題)
- 長文の内容を理解して問題を解く問題(内容一致)
以上の2つが準2級の長文の定番なので、そこらへんの解き方や、着眼点が講座で分かるのがいいところですね!
あくまで「英検準2級の形式に慣れる」という意味合いで使える講座でございます。
③ライティング
ライティング講座は1つです。
- ライティングの定番表現を学べる
- 型のようなものが分かる
わりとライティングに関しては、英検2級や3級ともそこまで変わらないカナーという印象です。
定番表現は学べるのはもちろんのこと、英文法の理屈を授業を通してさらに深められるのが良いところ!
④リスニング
3つです。ちょっと多いですね。
- セクションごとの解き方・着眼点
- リスニングの勉強方法
実際に準2級の問題を通して、問題に対して解説がある講座です。
3級も2級も変わらないのですが、定番表現であったり会話表現がじっくり学べるのが良いところですね!
特に定番表現・慣用表現・会話表現に関しては、知らないと余裕で理解できませんので、じっくりおさえておきたいところです。
英検準2級総括
英検3級と同じなのですが、
- 理屈や解き方の部分を英検2級講座で学ぶ
- 足りない部分を基礎講座で補う
といった2つの手順で英検準2級対策するのが良いですね。
問題演習に使える講座というよりかは、「ああ、こうやって解いていくんだ」という気付きを、そして「何を勉強すればいいのか?」が分かる講座内容です。
英検2級の講座内容・レベル
英検2級講座に関しても、準2級~3級同様で、4つあります。
- 英文法(語彙問題も含む)
- 読解
- ライティング
- リスニング
以下で詳しく解説です。
①英文法(語彙含む)
- 語彙
- 語法
- 熟語
英検2級の語彙問題自体が、そもそも熟語などばかりなので、わりと単調に暗記物が紹介されている授業内容になってます。
ただ、やっぱりプロの解説なので、熟語の前置詞の意味や言い換え表現、丸暗記にならないための語源的な意味が解説されているのがGOOD!な講座です!
「英検2級の語彙問題はこんな感じか~」とおさえてから、スタディサプリの英文法講座で語彙力を蓄えていくのがいいですね。
②長文読解
- 長文問題の解き方の着眼点
- 根拠になりやすい接続表現など
英検2級の長文問題を通して、問題の解法が解説されている授業内容です。
英検2級の長文になってくると少しだけ抽象的な内容になってきますので、具体表現などを目印に解いていく方法を学べるという意味では良いですね!
扱われている問題数自体は少なめなので、英検2級対策の長文問題集や大学受験、スタディサプリの読解編で実力をつけるのがいいでしょう。
③ライティング
- 主張と理由の定番の書きかたがわかる
英検2級のライティングに関しては、長文読解ができれば、あとは定番の型に単語をハメるだけです。
ライティングの講座では、その『型』のようなものが説明されています。
この授業で出てくる『型』を抑えれば問題ないかな~という印象ですね。
④リスニング
- 定番の会話表現
- リスニングのコツ
リスニングに慣れる!というよりかは、理屈を理解しておこう!というような講座です。
例えば、
「この単語のココの部分は音にならないよー」
「会話表現でこれはよく使われるよー」
などなど、そういった理屈が学べるのがこの講義の内容ですね。
リスニングの勉強をガッツリするなら間違いなく、この授業は参考程度にして、さらに演習(聞き取る練習)が必要になるかなーという印象です。
ただ、どういう音が消えるとか、そういった部分は参考書やリスニング問題集などだと解説されてないことが多いので、理屈を学ぶうえでは良いかと思います。
英検2級講座総括
「理屈・解き方」
「こんな感じの問題はこう解くのかー」
といった、感覚のようなものが学べる講座だなと思いました。
英検2級に受かるために使いたい人は、とりあえずこの講義をとりあえず見てみて、足りないところを普段の勉強で補填していくスタイルがおすすめできますね。
どの講座も目安として活用するのがおすすめ
2級〜3級まで全てで言えることなのですが、「実力をつけるため」よりも「目安を知るため」に活用する(してもらう)のがおすすめできます。
英検は英語力を試す試験ですので、英検対策だけやっていれば受かるというわけではありません。
- 単語
- 英文法
- 英文解釈
などといった英語力が英検では問われます。
ただ、そういった英語力の部分に関しては、中学校講座や高校講座の基礎〜応用レベルを活用していけば実力をつけていけますので、そちらで実力をつければ問題ないですね!
以下のような勉強手順です。
英検対策の講座を使う
→必要な勉強が見えてくる
→必要な勉強を埋める
ちょこちょこ英検講座を見直してあげると、自分の現状と目標との距離感が分かってきて、普段の勉強も捗ります。
まとめ
ちょっぴり長い記事になってしまいましたが、
- 英検対策講座⇒受かるための目安が分かりやすい
- 目安が分かったら普段の勉強で実力をつける
といった2行をお伝えしたい記事でした。
英検対策講座はあくまでオマケ程度に考えておいて、普段の勉強にスタディサプリを活用して実力をつけていくと、良い結果がついてきそうですね!